新人を育てること
そろそろ各社、新人たちが全体研修を終えて現場に来るころかと思います。
このご時世、年々新人たちに任せる「アシスタント業務」の
ボリュームが増え、かつ質も求められる一方で、
「これくらい出来て当然でしょ」という思考になりがちになってしまいます。
自分もけっこうそういうところが今まで何度もあり、反省しています。
新人が近い将来でチームや会社に貢献するような存在に
なるのかならないのかは、その新人自身の資質はあまり関係なく、
隣にいる先輩や上司に依るところが大きいです。
僕はそう思っています。
その新人が「いまどれくらいのことならば出来るのか」を
先輩が見極めて、適切なミッションを与えて、かつ達成の
ために徹底的にアシストをすることは、新人に対峙する先輩が
いちばん始めに意識しておかなければならない部分だと思います。
ただ日々の業務で忙殺されてくると、
「ミッションは与えるんだけどアシストが怠りがち」になります。
新人は小さな成功体験の積み重ねが成長の原動力です。
最初の五つくらいのミッションは、その成果達成に向けて、
先輩が手取り足取りアシストをして成果を残し、
自信をつけさせてあげてほしいと思います。
新人ひとりひとり素質やレベルや指向性が違うのは当然なので、
マニュアルは最小限に。
新人は将来の会社の宝です。
大きな成果が出せるメンバーになってもらうために、
最初は時間がかかるかもしれないけれど、手間ひまかけて
やっていったほうが、将来の見返りは大きいし
いつか自分自身がその存在に助けられると信じて、やっていくといいと思います。
自分がいまやっている仕事をぜんぶ任せられるくらいに成長を早くしてくれれば
自分も新しい仕事ができるからです。いま「先輩」と言われるメンバーはもう、
新しい(価値やサービスを創出するような)仕事をする必要があるからです。
コピーの取り方やスケジュールの入れ方、議事録の取り方、コーヒーメーカーの
補充…どんなにどうってことないように見える仕事でも、意味があり盗めるものが
たくさんあるよ、ってことを教えてあげてほしいと思います。
(僕は新人のとき、ほかの社員の公開スケジュールを全部みて、どの人がどんな会社に
行っているのか、どんな仕事をしているのかをチェックしてました。そしたら社内のことが
なんとなくわかりましたw)
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