保育士の仕事はプロフェッショナルと思う
保育園の保育士はプロフェッショナルな仕事と思います。
僕が今年いちばんリスペクトしているのが保育士さんたちです。すげー仕事量を毎日こなしてます。
育児や教育は、基本的には「効率」とは相反するものです。ひとりひとり違うからマニュアルは最小限にしたいし、遠回りすることもあると思います。だからホリエモンが言う「効率」は実現が難しいし「無駄」はなくせないんじゃないかな、と思います。
それらを求めちゃうと子どもとなんて馬鹿馬鹿しくてまともに向き合ってられないのではないでしょうか。
0歳児の場合、ひとりの保育士が見られる上限人数は3人と決まっています。僕は休日の日中、たったひとりの息子の育児であたふたヘロヘロしちゃいます。
保育士は毎日3人をみます。一歳、二歳と年齢が上がれば、ひとりの保育士が見られる子どもの数は増えていきます。まさに保育士はプロフェッショナルな仕事だと思います。
話題は変わり、以前夫婦ともにどうしても外せない飲み会があったとき、キッズラインでシッターさんを利用しました。
直前までグズっていた息子が、シッターさんと対面した瞬間に笑顔になりました。
4時間半のあいだ、たいへん楽しく過ごしたであろう息子の満面の笑顔の写真がシッターさんから送られてきたときは、「あぁこの人はプロだな」と思いました。
聞くとこのシッターさんはフリーランスで活動しているとのこと。保育園勤務経験もお持ちでしたが「保育園のときと収入が全然違う」ということでした。
ちなみにこのときキッズライン経由で僕らが支払った金額は、依頼時間4時間半、夜間手当や交通費含めで約16000円でした。たしかに収入は悪くなさそうです。
こうゆう仕事は、僕は「誰でも出来る仕事じゃない」と思います。プロの領域に入る職種だと思います。
それなのに保育士の待遇は一向に上がりません。だから、キッズラインのようなサービスを利用してフリーランスになる人がいる。でもそうすると、保育士不足にますます拍車がかかります。
保育園は利益追求しないので、国や自治体の補助金をもっと回してほしいと切実に思います。
そして、キッズラインのようなサービスはとても便利でまた使いたいと思っていますが、やはり富裕層(とは言わずとも、中流層)向けのサービスだと思っていて、たとえ一時間1000円からでいろんな福利厚生割り引き制度を使ったとしても、いわゆる貧困層家庭にはとてもハードルが高いサービスと思います。
だから保育士の待遇改善の課題が、キッズラインのようなサービスで解消されているわけではなく、そもそも全然利用者層とその母数が違う、ということは、この一連の話題を読み進むうえで、気をつけなければいけないことかと思います。
キッズラインのようなサービスが、保育園の需要すべてをまかなえるわけではないということです。保育園が不必要になることはありえないから、保育士の待遇を上げることをしないと、問題の本質が解決しないということです。
あとぜんぜん保育士と関係ないですが、母親も飲み会に行けるよう、旦那さんはその日だけでも定時で帰ってバトンタッチするのはもちろん、ふだんから定時後の夜の会議や打ち合わせは無くしていきたいものですね。
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